Brilliant OB&OG 卒業生紹介

松下 展千
Data

松下 展千

経済学部卒
ブックオフコーポレーション(株)代表取締役社長
1991年 成蹊大学経済学部卒
同年 (株)日本興業銀行(現・(株)みずほコーポレート銀行)入行
銀行の再編を機に2003年にブックオフコーポレーション(株)に転職
2007年 同社専務取締役、2011年から現職福島県出身44歳

学内広報誌
『ZELKOVA』No.72(Winter2013)掲載時

2013.03.11

学内広報誌『ZELKOVA』No.72(Winter2013)より抜粋

今、ブックオフで目指していること

今、ブックオフで目指していること
大学時代はバブル景気の絶頂期。卒業後12年間お世話になった銀行を辞め、ブックオフに転職してからもうすぐ丸10年。
今、私には高校生になった娘と、中学生になった息子とがいます。息子が生まれた後、いつのころからか、私は「息子とキャッチボールをする」ということが、ちょっとした夢(楽しみ?)でした。それは多分、私自身にとって、家の近くの空き地で父とキャッチボールをしたことを、ぼんやりとながらも鮮明に、楽しい思い出として記憶していることに由来しているのだろうと思うのですが、それはさておき。
先日、息子とのキャッチボールのために買った子供用のグローブをブックオフスーパーバザーで売りました。息子が野球少年ならぬサッカー少年になったため、あまり使われないまま比較的きれいな状態を保っていたそのグローブに、我がブックオフが付けた値段は250円。「う〜ん、古いし、そんなものかぁ」とか思ったものの、再び家に持って帰るのも躊躇われたので、そのまま買い取ってもらうことにして。それまで特に思い入れが深かったわけではないのに、想い出の品を手放したことにちょっと感傷的になりつつ。値札を付けられ、広いスーパーバザー館内のスポーツ用品売場の一角に、商品として陳列されたそのグローブを見て私が思ったことは…「このグローブで、どこかの親子がキャッチボールをしてくれたらイイなぁ」ということでした。
10年前に3,000 円ほどで量販店で売られていた子供用のグローブが、スーパーバザーでは800円。中古だけれど手が届きやすい値段になっていることで、「息子とキャッチボールでもしてみるか」と思うお父さんがいてくれたら、「それはとても素敵なことじゃないか!」と、思うのです。
1990年に相模原市で創業した「BOOKOFF」は、創業から20余年で国内1,036 店舗、海外12店舗のチェーン( いずれもFC 加盟店を含む)に成長しました。
お客さまや店舗近隣の皆さまに「このお店があって良かった」と思っていただけること。そこで働く社員・パートアルバイトが「このお店で働けて良かった」と誇りを持てること。ブックオフの経営理念は「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」の二つです。
そして、その理念を実現していく事業ミッションは「モノを捨てたくない人が、捨てない生活をするためのインフラになること」です。その「本、CD、DVD、ゲームのBOOKOFF」が、洋服のリユースを始めたのは12年前。しかし、今でも「ブックオフって、アパレルもやっていたのですね!」と驚かれることが間々あります。
BOOKOFF を中核店舗としつつ、トレーディングカード・フィギュア・アパレル・スポーツ用品・ベビー用品・腕時計・ブランドバッグ・貴金属・食器・雑貨など、様々なモノをリユースできる「ブックオフスーパーバザー(BOOKOFF SUPER BAZAAR)」は現在全国に26館。今年度中にあと2館増える見込みですが、まだまだお客さまの認知度は低いのが実状です。
そういうわけで、スーパーバザーをもっと出店していくために、昨年も積極的に採用活動を展開しました。結果、春には70名を超える新卒社員を迎えます。そして再び巡ってくる就職活動シーズン。間もなく始まる2014年春採用の会社セミナーに参加してれる学生に向けて、私が呼びかけることは「認知度が低いということは、それだけリユース事業としての成長余地が大きい。一緒にBOOKOFF だけじゃないブックオフを目指していこう」ということです。
娘や息子と一緒にお酒が飲めるようになる前に、ブックオフスーパーバザーをまずは50館にまで増やし、リユースをもっと身近なサービスにすることが今の私の目標です。
ブックオフコーポレーション(経・平3年)
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